美容師がワーキングホリデーで働くには?ワーホリ初心者でも大丈夫?

ここ数年、ワーキングホリデー制度を利用してオーストラリアやカナダなどの海外に出ている20代が増えているといったニュースをよく耳にしますが、実際のところはどうなっているのでしょうか?ワーキングホリデーで働きたい美容師が知っておきたい基本知識を美容専門海外サポートのGo Overseas編集部が詳しく解説していきます!
目次
そもそもワーキングホリデーってどんな制度?

ワーキングホリデー制度(ワーホリ)とは30歳以下限定で、学校で学ぶことももプライベートももちろん美容師の仕事も可能な海外で「自分らしく」暮らせる制度です。日本と協定国の異文化交流や相互理解を促進するために生まれたとても特別で自由度の高い海外留学制度のことです。
美容師に人気のワーキングホリデー国は?

2024年現在、日本は29ヶ国の国とワーキングホリデー制度の協定を結んでおり、オーストラリアやカナダなどの英語圏からヨーロッパ、アジアなど、さまざまな国に行くことができます。なかでも美容師に人気の高い国は、オーストラリアとカナダです。自然が豊かで暮らしやすいことや、日系美容室が多く、美容師の仕事を見つけやすいことが人気の理由ですが、近年はヨーロッパ方面のドイツやフランス、アイルランドなどの人気も高まってきています。
ワーキングホリデーで美容師として働くには?

ワーキングホリデーで美容師として働く場合、美容師免許が必要な国、不要な国があります。例えばカナダでは、取得条件は州によって異なり、最大都市であるトロントのあるオンタリオ州では、ワーキングホリデー期間は日本の美容師免許があればそのまま働くことができるなど、自分の行きたい州の免許ルールを事前に調べておくとよいでしょう。また美容師に人気のある韓国では日本の美容師免許では働けず、韓国語で美容師国家試験の実技と筆記を受験して合格する必要があります。
美容師がワーキングホリデーに行くまでに身につけたいスキルは?
ワーキングホリデーで美容師として働くことを目標にしている方が、日本にいる間からやっておくべきこと、身につけておきたいスキルはどんなことがあるでしょうか? 日本人美容師がワーキングホリデーで働くためにやっておくべきことをまとめました。
語学力
語学力がなくてもワーキングホリデーで働くことはできます。しかし、ワーキングホリデー期間は通常1年程度と限られており、その間にに売れる美容師になれるかは、また別のお話です。お客様、スタッフ同士のコミュニケーション、薬剤や美容用具の使用にも語学は必要となります。サロンワークで使う、決まったフレーズの英会話だけでは、お客様と表面的な意思疎通はできても、心の通ったコミュニケーションとは呼べません。日本にいる間にできる限り、学んでいくことを強くおすすめします。
美容スキル
ワーキングホリデーで美容師として働くには、日本でスタイリストとして実践経験があるほうがよいでしょう。最近では、日本のサロンのようにアシスタントを教育して、スタイリストを養成する海外サロンも増えてきましたが、まだまだ少数派だといえます。日本のサロンで美容スキルを身につけておけば、世界中どこでも美容師として通用するといっても過言ではないでしょう。
また、海外のお客様は、国や地域によって求める技術が違ってきます。例えばオーストラリアでは、男性はフェードカット、女性はバレイヤージュカラーが人気だったり、カナダでは、出勤前のシャンプー・ブローのみのキャリアウーマンのお客様が多いなど、日本ではあまり意識しない技術も磨いておくとよいでしょう。
ワーキングホリデーで働く美容師の給与事情は?

ワーキングホリデー先の海外サロンといっても国や地域によって様々ですが、給与体制を大きく分けると、自分の技術売上に対して、決まったパーセンテージの報酬が得られる、実力主義のコミッション型サロンと、売上とは連動せず、最低賃金以上の基本給で働く、雇用型サロンがあります。日本でも、近年定着してきた業務委託サロンやシェアサロン、フリーランスで働いている方は、コミッション型サロンに馴染みやすいかもしれません。雇用型サロンは、働いた時間分のお給料となるので、毎月の収入が安定しており、生活面で安心できます。それぞれメリット・デメリットがありますので、自分の希望するライフスタイルに合った働き方を選ぶといいでしょう。
ワーキングホリデーの準備はどうすればいい?

「ワーキングホリデーで美容師として働きたい!」そう思ったけど、何から準備していいかわからない・・・そんな悩みを持つこともあるかもしれません。そんな時は美容専門の海外サポートに相談するのも一つの選択だと思います。ビザやライセンスのこと、初期費用や働くサロンについて、現地に到着してからの滞在先や生活に必要な手続きなど多岐にわたってサポートが受けられますので、慣れない英語を駆使しながら自分一人で進めるよりも安心してワーキングホリデーで海外美容師生活をスタートすることができるはずです。
まとめ
これからワーキングホリデーで働きたい美容師のための基本知識をまとめてみました。どんな有名な海外美容師も、はじめは何もないところから試行錯誤して道を切り開いてきました。今の時代は、求めれば、あらゆる情報がすぐに手に入ります。ですが、大切なのはその情報をもとに、”覚悟を決めて行動する”ことです。一人でも多くの日本人美容師がワーキングホリデーを通じて海外で活躍することを願っています!
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